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展示資料9 元方金銀出納帳 横帳 33.1×11.8cm 安政4(1857)年1月〜安政6(1859)年12月 解説 御役所により作成された、御役所における金銀の出入りを記した台帳である。 冊子の前半に入、後半に出がそれぞれ日付順に記載されている。 収入は、武家・家臣・家領の村からの祝儀・御礼、家臣・寺社・郷士・町人・農民からの 勅許・諸免許・館入家臣列認可などに対する礼金、商人・家臣等からの借入金などである。 支出については、家政運営上の諸掛、給金、借金の返済などである。 展示資料10の「金銀引渡帳」と全体の記載内容は一致するが、 「金銀引渡帳」が実際の出入りの場において作成されたものであるのに対して、 こちらはそれをもとに、出入りに分けて改めてまとめられたものと考えられる。 家茂将軍宣下の使いとして二条斉敬が京を出発する安政5(1858)年11月15日前後には、 そのための資金の借入れや餞別などによる入金記事が並んでいる。 8日条には、江戸にも支店を持っていた京都の両替商・伊勢屋藤兵衛から、 江戸での返済を条件に1,000両もの大金の借り入れをした記録を見る事ができる。 トップに戻る トップに戻る
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