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展示資料14 元方金銀出納帳(和宮降嫁) 横帳 11.5×34.8cm 文久元(1861)年10月18日 解説 和宮親子内親王(1846-1877)降嫁の一行には、二条家からも諸大夫である隠岐肥後守が随行した。 展示資料13には、二条家当主斉敬(1816-1878)から盃を賜ったことが記録されているが、 二条家の御役所が作成した本記録には、肥後守に対して餞別として金1分が贈られていたことも記されている。 関東への年頭の挨拶を兼ねる旨の記載もあり、恒例であった二条家から江戸に向けた 年頭使を兼務させていたことを知る事ができる。 例えば、嘉永4(1851)年の出納帳には、1月晦日に、関東へ年頭の御使として出向く諸大夫の北小路摂津守に対して 盃と餞別が贈られ、費用として金1分が計上されている。 また、本資料10月10日条には、江戸より和宮を迎えるため上京している 上臈の花園の表使である村瀬ら女中たちへ渡した色紙などの代金なども計上されている。 この他、大奥の天璋院への贈答品の記録なども散見され、将軍家と二条家の関係をうかがうことができる。 トップに戻る トップに戻る
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