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展示資料8 御用申送帳 横半帳 縦17.4㎝×横24.6㎝ 文久3(1863)年1月~6月 解説 本資料は、摂家のひとつである二条家において作成された御役所の日記である。二条家の中で、家政を統括する役割を担っていた御役所の当番が、日々の勤務における申し送り事項を記録していた。二条家の御家来列召加えにかかわる事項、摂家に対する進物の情報などの記録が多く見られるが、文久3年4月10日条には、石清水行幸に関する記載も見られる。 二条家では、石清水行幸に際し、諸大夫の隠岐山城介が騎乗して供奉し、当主の二条斉敬(1816-1878)は御所で留守詰役をつとめることになっていた。行幸の前日、二条家御役所では、翌日の斉敬参内のための20人を超える供の者の手配、御所に詰めている二日間の食事(御小弁当・御重詰)の献立と時間とを決めて八百亀に、お茶菓子を虎屋にそれぞれ手配するなど、詳細な準備が進められていたことが記録されている。 トップに戻る トップに戻る
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