文学部古文書室展示会
資料番号
史料名
形態
法量
時代
19
夘歳田畑御年貢勘定帳
横帳
縦12.1p×横35.1p
文化4(1807)年11月
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夘歳田畑御年貢勘定帳 解説

展示資料19
 夘歳田畑御年貢勘定帳 横帳 縦12.1p×横35.1p 文化4(1807)年11月

  本資料は、樋籠村が文化4(1807)年に上納した年貢・諸役の記録で、3月の取立帳(展示資料17)を踏まえ、各株が負担した琉球人国役の内容が具体的に記録されている。
  勘定帳の前半は、村全体及び各株の田方と畑方の年貢、後半は個々の百姓が負担した年貢の記録となっており、田畑屋敷地の面積と納付額の後に、「外」記載で小物成などの雑税と並んで琉球人国役の記録が見られる。樋籠村に課された琉球人国役金計804文9分の配分(本村株412文3分7厘、樋堀株246文9分、向嶋株145文6分3厘)は、同年3月に作成された取立帳における配分とは異なっており、本村株負担金の一部を樋堀株・向嶋株で共同負担したことがうかがえる。
  当時日光道中では公用通行が増大し、助郷負担が村財政を圧迫していたと思われ、樋籠村の文化元(1804)年の伝馬関係の支出合計(94貫444文)は、この年の村入用全体(158貫180文)の59.7%を占め、幕末には8割以上に達していた。


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