文学部古文書室展示会
資料番号
史料名
形態
法量
時代
1
東海道分間絵図
折本5帖
(第一巻)縦28.1cm×横16.9cm×厚さ1.1cm
(長さ713.9cm)
(第二巻)縦28.0cm×横16.7cm×厚さ1.2cm
(長さ643.9cm)
(第三巻)縦28.1cm×横16.8cm×厚さ1.3cm
(長さ875.1cm)
(第四巻)縦28.1cm×横16.8cm×厚さ1.2cm
(長さ797.2cm)
(第五巻)縦28.1cm×横16.8cm×厚さ1.1cm
(長さ660.3cm)
元禄3(1690)年初版
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東海道分間絵図 解説

展示資料1
 東海道分間絵図 折本5帖 元禄3(1690)年初版


解説

 図絵師の遠近道印(1628-?)による絵図面に、菱川師宣(1618?-1694)が加筆した東海道の道中絵図。折本5帖。初版は元禄3年。分間とは測量や縮尺の意で、序文に言う「但し三分壱町之積り」は、1町(約109m)を3分(約9mm)、即ち12,000分の1に縮尺しているという意味である。
 図中には宿々の方角や風景、名所旧跡、一里塚の様子、橋の間数、馬継駄賃、問屋名、道中の名物などの情報とともに、旅する人々、大名行列、近江八景なども軽妙に描かれている。誤りも散見されるが、この図で正確さを誇っているのは縮尺とともに、道路の曲折と並木の様子で、後世作成された寛政年間の詳細な地図と比較しても遜色はない。細かな人物たちと繊細な木々や家々が江戸と京を結ぶ長い道のりを想起させる。
 なお、本室収蔵の絵図は、1帖目にのみ赤・黄などで丹念に彩色が施されており、街道を行き交う人々の様相が一層生き生きと見える。「岡田眞之蔵書」との印が捺されており、アララギ歌人で蔵書家として知られていた岡田眞の旧蔵書であったことが知れる。
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東海道分間絵図



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東海道分間絵図

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