収集文書

 文書群単位ではなく、個別に収集された古文書です。一部は、慶應義塾大学三田メディアセンターに分割収蔵されていましたが、2007年から2010年にかけて、文学部古文書室に移管されました。まだデータベースには未登録ですが、代表的なものを紹介します。いずれも、閲覧・利用が可能です。

史料名点数年代
(京師大絵図 題箋:元禄十四年実測京大絵図)1点元禄14年
201.5×305.9cmと大型の彩色絵図。縮尺は約五千分の一。元禄期の京都絵図として貴重なものである。白石克編『元禄京都洛中洛外大絵図』(勉誠社、1987年)として刊行されている。三田メディアセンターより移管。
石城日記7点文久元年~文久2年
武蔵忍藩士・尾崎準之助貞幹の記した日記。尾崎貞幹は「石城」と号した画家でもあり、日記中には墨絵・彩色絵が豊富に描かれている。飲食に関する記述が多く、当時の食生活を知る上で貴重な資料となっている。三田メディアセンターより移管。

『石城日記』文久2年正月13日条