南関東

現在、閲覧が可能な文書群の一覧です。
※史料の検索に際しましては、当室刊行の目録もご参照ください
・『慶應義塾大学所蔵古文書目録 農村文書 南関東』(相模・安房・上総・下総を収録)

相模国

番号文書群名点数年代
SG-01相模国愛甲郡 半原村文書(染矢家)234点享保13年~明治21年
現神奈川県愛甲郡愛川町半原。半原村下組の名主染矢家文書
SG-02相模国愛甲郡 妻田村文書(永野家)36点文禄3年~明治19年
現神奈川県厚木市妻田。取締役永野家文書。文禄検地帳の写が伝わる。
SG-03相模国鎌倉郡 津村文書(島村家)11点明治2年~明治10年
現神奈川県鎌倉市津村。同地の土豪としてしられる島村家(嶋邨家)文書と思われる。
SG-04相模国鎌倉郡 戸塚宿文書(内山家)300点正徳1年~明治2年
現神奈川県横浜市戸塚区。東海道の宿駅、戸塚宿の問屋・年寄内山家(升屋)文書とみられる。
SG-05相模国足柄上郡 金手村文書3点寛永17年~万治3年
現神奈川県大井町金手。寛永・万治の検地帳。

安房国

番号文書群名点数年代
AW-01安房国朝夷郡 白浜村文書(高木家)315点元禄9年~明治45年
現千葉県南房総市白浜町。白浜村東高の名主高木家文書。漁業関係史料が残る。
AW-02安房国長狭郡 和泉村文書9点文政4年~明治29年
現千葉県鴨川市和泉。合併後の東条村時代の文書も含む。
AW-03安房国平郡 本織村文書(加藤家)20点弘化2年~明治4年
現千葉県南房総市本織(旧三芳村域)。加藤忠蔵家文書。日記類が多い。
AW-04安房国平郡 佐久間中村文書1点慶応3年
現千葉県安房郡鋸南町。平郡は平群郡とも称した。

上総国

番号文書群名点数年代
KS-01上総国山辺郡 不動堂村文書12点安政7年~明治8年
現千葉県山武郡九十九里町不動堂。不動堂村は九十九里浜に面した漁村。
KS-02上総国長柄郡 味庄村文書9点享保7年~明治2年
現千葉県長生郡長柄町味庄。味庄(みしょう)村は旗本戸田・飯田氏の相給。飯田氏知行分の庄屋山崎家文書と思われるが、確定できない。
KS-03上総国長柄郡 長谷村文書24点慶応3年~明治10年
現千葉県茂原市長谷(ながや)。組頭をつとめた安藤家文書とみられる。
KS-04上総国夷隅郡 庄司村文書(野口家)149点元禄4年~明治11年
現千葉県夷隅郡大喜多町庄司。名主・戸長をつとめた野口喜兵衛家の文書。宗旨改五人組帳や、四季打鉄砲証文がまとまっている。
KS-05上総国夷隅郡 小羽戸村・大楠村文書10点明治5年~大正7年
現千葉県勝浦市小羽戸・大楠。小羽戸(こばど)村・大楠村の聯合戸長役場文書が中心。すべて冊子で、村会議員選挙関係史料などが含まれる。
KS-06上総国夷隅郡 部原村文書(江沢家)34点万治1年~明治5年
現千葉県勝浦市部原。部原(へばら)村の名主・戸長をつとめた江沢(えのさわ)家の文書。同村は新官郷から分村しており、年代の古い文書は新官郷の検地帳類。幕末~明治初期の、江沢潤左衛門による小作証文がまとまっている。
KS-07上総国市原郡 山谷村文書125点延享4年~明治4年
現千葉県市原市山谷。山谷(さんや)村は三谷村とも書き、椎津村の枝郷であったようである。質地証文類がまとまっている。
KS-08上総国市原郡 安須村文書(深山家)30点寛政1年~明治22年
現千葉県市原市安須。安須(あず)村の組頭をつとめた深山才次家文書。明治初期に地租改正事務掛をつとめており、関連文書が残る。
KS-10上総国市原郡 五所村文書29点文政3年~明治39年
現千葉県市原市五所。五所村のうち旗本白須氏知行分の文書。
KS-14A上総国市原郡 八幡宿文書(中島家)184点寛文7年~明治28年
現千葉県市原市八幡。名主中島徳太郎家文書。近世段階では八幡村と称した。村内の飯香岡八幡宮神主市川伊賀家の文書が一括されていた。一括して伝来した経緯は不明であり、何らかの事情で中島家に伝わった可能性もあるが、検索の便を考慮して分離した(KS-14B)。
KS-14B上総国市原郡 八幡宿飯香岡八幡宮文書(市川家)51点天明1年~明治16年
現千葉県市原市八幡。市原八幡とも称す。神主市川伊賀家文書。KS-14A八幡宿文書と一括されていたが、性格が異なるため、検索の便を考慮して分離した。
KS-17上総国市原郡 松崎村文書(東条家)357点宝永7年~明治24年
現千葉県市原市松崎。松崎村の名主・村長を歴任した東条喜惣治家の文書。東条家は質屋を営んでおり、経営関係文書や質地・小作関係史料が多く残る。
KS-18上総国望陀郡 飯富村文書(高橋家)141点万治4年~明治7年
現千葉県袖ヶ浦市飯富。名主高橋源蔵(図書)家文書。飯富村は飽富村とも書かれた。
KS-19上総国望陀郡 神納村文書(飯島家)169点寛政10年~明治9年
現千葉県袖ヶ浦市神納。名主飯島家文書。
KS-20上総国望陀郡 三ツ作村文書9点嘉永2年~嘉永4年
現千葉県袖ヶ浦市三ツ作。三ツ作騒動関係史料が中心。
KS-21上総国望陀郡 高柳村文書54点元禄5年~万延元年
現千葉県木更津市高柳。旗本柴田氏給分の名主家のものとみられ、元禄5年の検地帳がまとまっている。
KS-22上総国周准郡 六手村文書(能城家)50点元禄14年~明治9年
現千葉県君津市六手(むて)。名主能城家文書。年貢の皆済・請取証文が多い。
KS-23上総国周准郡 飯野村文書23点明治16年~明治37年
現千葉県富津市上飯野・下飯野。牧場関係史料が中心。
KS-24上総国周准郡 浜古村文書(能城家)29点寛延2年~天保8年
現千葉県君津市浜子(はまご)。名主能城家文書。
KS-25上総国天羽郡 志駒村文書8点明治13年前後
現千葉県富津市志駒(しこま)。明治期の土地台帳。
KS-26上総国天羽郡 恩田村文書(渡辺家)51点寛永2年~明治16年
現千葉県富津市恩田。名主・戸長渡辺家文書。江戸初期の検地帳類が残る。
KS-27上総国望陀郡 有吉村文書(安崎家)7点正徳5年~文久2年
現千葉県木更津市。安崎家文書
KS-28(欠番)
KS-29上総国武射郡 本須賀村文書(海保家)307点寛文13年~昭和3年
現千葉県山武郡成東町本須賀。名主海保家文書。本須賀村は明治に合併して鳴浜村となり、鳴浜村村長時代のものも含まれる。海保家の漁業経営や、土地集積史料など、内容は幅広い。慶應義塾塾員より寄贈された文書。
KS-30上総国望陀郡 奈良輪村文書7点宝永7年~明治3年
現千葉県袖ヶ浦市奈良輪。旗本三浦氏給分の名主家文書とみられる。
KS-31上総国山田郡 櫃挟村文書3点文禄3年
現千葉県市原市櫃挾(ひつば)。文禄検地帳3冊。

下総国

番号文書群名点数年代
SS-01下総国海上郡 平松村文書(高野家)176点宝永5年~大正9年
千葉県旭市平松(旧飯岡町域)。平松村の組頭・名主をつとめた高野家文書。明治22年の合併後の飯岡町時代のものも含まれる。
SS-02下総国海上郡 銚子荒野村文書(植田屋)109点宝永7年~明治3年
現千葉県銚子市中央町ほか。荒野(こうや)村植田屋徳兵衛家の、土地集積や商売に関する文書群。同家の過去帳が含まれる。
SS-03下総国千葉郡 谷津村文書164点寛延2年~明治27年
現千葉県習志野市谷津。谷津(やつ)村の名主をつとめた、斎藤豊治郎と伊藤茂左衛門の土地集積文書が中心。
SS-04下総国千葉郡 千葉町文書(富原家)75点天和2年~明治4年
現千葉県千葉市中央区。千葉町の名主をつとめた富原八郎左衛門家文書。
SS-05下総国千葉郡 遍田村文書32点文政6年~明治6年
現千葉県千葉市緑区辺田町。遍田(へた)村は、辺田・辺多・扁田などとも書く。助郷の免除願い史料など。
SS-06下総国千葉郡 下坂尾村文書(若林家)504点宝永6年~明治6年
現千葉県千葉市若葉区大宮町・太田町。下坂尾(しもさんご)村は長峯村から分村。名主・戸長をつとめた若林半左衛門家文書。
SS-07下総国千葉郡 有吉村文書22点嘉永2年~明治16年
現千葉県千葉市緑区有吉町。有吉村の村入用関係帳簿が中心で、大半が幕末のもの。
SS-08下総国葛飾郡 大畔新田文書(秋元家)196点享保15年~明治15年
現千葉県流山市大畔新田。名主秋元善兵衛家文書。享保15年の新田成立時の検地野帳が残る。
SS-09下総国葛飾郡 磯部村文書(永塚家)164点宝暦10年~明治6年
現茨城県古河市磯部。東組の名主永塚市郎右衛門家文書。
SS-10下総国葛飾郡 根本村文書13点天保11年~明治7年
現千葉県松戸市根本。川除普請の報告書と、明治期の村況報告書類が中心。
SS-11下総国葛飾郡 屏風村文書35点延享3年~明治4年
現埼玉県北葛飾郡杉戸町屏風。延享3年から明治4年までの宗門改帳がまとまる。
SS-12下総国葛飾郡 三ツ堀村文書(増田家)530点元禄12年~明治24年
現千葉県野田市三ツ堀。名主増田家文書。年貢関係史料が多く、皆済目録・割付目録がよく残っている。
SS-13下総国葛飾郡 土与部新田文書(竹内家)333点延享2年~明治30年
現茨城県猿島郡五霞町大字元栗橋土与部。土与部新田の組頭・世話人をつとめた竹内喜兵衛家文書。竹内家の地主経営史料が多い。
SS-14下総国葛飾郡 神間村文書(山崎家)170点延宝3年~明治7年
現埼玉県春日部市神間(旧庄和町域)。名主山崎家文書。山崎家は、神間(かんま)村のうち東神間村、旗本能勢氏給分の名主をつとめたとみられる。
SS-15下総国葛飾郡 大町新田文書7点寛政4年~万延1年
現千葉県市川市大町。寛文10年の開発と伝わる。
SS-16下総国葛飾郡 船形村文書8点明治初年
現千葉県野田市船形。千葉県十二大区十二小区船形村の地価一筆限帳。
SS-17下総国西葛飾郡 葛生村文書10点明治13年~明治14年
現茨城県古河市葛生(旧総和町域)。葛生(かずろう)村の役場文書とみられる。
SS-18(欠番)
SS-19下総国豊田郡 豊田村文書(荒川家)663点慶長6年~明治43年
現茨城県常総市豊田(旧石下町域)。豊田村のうち、戸田氏給分名主をつとめた荒川又五郎家文書。慶長~寛文期の検地帳の写がまとまっている他、名主を兼帯していた各村の租税関係文書も多い。
SS-20下総国豊田郡 本宗道村文書(森家)48点天保5年~明治2年
現茨城県下妻市宗道(旧千代川村域)。名主森新三郎家文書。森家は宗道河岸の問屋を経営していた。
SS-21下総国相馬郡 藤代村文書14点嘉永4年~慶応元年
現茨城県取手市藤代(旧藤代町域)。
SS-22下総国猿島郡 百戸村文書(倉持家)388点寛文4年~明治9年
現茨城県猿島郡境町百戸。名主倉持五郎右衛門家文書。村政に関わる文書が多く、寛文~安永期の検地帳や、幕末の農兵関係史料が特徴的である。
SS-23(欠番)
SS-24下総国猿島郡 岩井村文書10点寛文1年~近代
現茨城県坂東市(旧岩井市域)。寛文・元禄の検地帳が中心。
SS-25下総国千葉郡 高品村文書16点宝永8年~元治2年
現千葉県千葉市高品町。宝永8年の検地帳と、幕末の年貢割付・皆済目録が残る。