慶應義塾大学文学部古文書室には、関東周辺の近世農村文書を中心に、5~6万点の資料が架蔵されています。
 架蔵資料の閲覧申請に対応すると共に、閲覧申請の多い資料については、本ホームページ上(「公開資料」)で順次公開しています。また、まだごく一部に過ぎませんが、 撮影の完了した資料については、検索システムから直接画像の閲覧、一括ダウンロードが可能になっています。

お知らせ

【文学部古文書室展示会の開催】
 昨年度に引き続き、今年も10月10日(火)より11月2日(木)まで、「文学部古文書室展示会Ⅴ」を開催します。 今回は、近世における「国のうち・そと」をテーマに、古くから日本と深い関係を持ってきた、 地理的に隣接する朝鮮・琉球・蝦夷の「三国」にかかわる江戸時代の古文書・記録・絵図などを中心に展示します。
 統一政権の成立を経て、17世紀前半にゆきついた特殊な対外関係のあり方 (いわゆる鎖国)を続けて来た日本が、それらの近隣の国々と維持して来た関係と、 国の内側とのかかわりについて考えてみようと思います。 19世紀中頃には、黒船に象徴される欧米列強からの強い圧力と、 国内政治勢力の抗争、国内産業・流通網の発達と農村の階層分離などが 交錯してゆく中で、開国・維新の道を辿り、やがて「三国」の全てを国のうちに とりこむまでに至ったことは周知の通りです。
 江戸時代における最も近い隣人との関係を想像してゆくことを通じて、 これから私達が丁寧に作り上げてゆくべきものを考える手がかりが得られればとも思います。

 今回も慶應義塾大学アート・センターとの共催で、三田キャンパス南門斜め前の アート・スペースで午前10時から午後5時までの開館となります。
 また、金曜日は開館時間を2時間繰り下げ、午後7時までとさせていただいきますので、 ぜひ御来場くださいますようお願いいたします。

【桜田勝徳調査研究資料仮目録および調査研究成果の公刊】
 2016年3月10日、筑波大学中野泰先生を研究代表者とする科学研究費補助金による報告書「フィールドノート・アーカイブズの基礎的研究」が公刊されました。 同報告書には、本室が架蔵する「桜田勝徳調査研究資料」についての論考と、同資料の仮目録が掲載されています。 そのうち、「仮目録」を中野泰先生のご許可をいただき、公開いたしましたのでご利用ください。

【京都教育大学教育資料館所蔵二条家文書データの本室古文書検索システムへの登録・公開】
 2016年4月24日、京都教育大学教育資料館所蔵二条家文書のデータを、本室古文書検索システムへ登録・公開いたしました。 京都教育大学教育資料館と本室に所蔵されている二条家文書がシームレスに検索できます。ご利用ください。  なお、本室で利用したデータは、
『京都教育大学所蔵二条家文書目録』(京都教育大学教育資料館編集・発行、2016年3月)記載のデータに依拠しております。京都教育大学教育資料館所蔵二条家文書の詳細については同目録を御覧ください。

【二条家文書の公開】
 12月10日、本室所蔵二条家文書の、古文書検索システムへの登録と、既撮影分画像の一括公開を開始しました。 ご利用ください。